宮城の文芸は、俺が守るぞ!
私たちは、宮城県大崎市の「古川学園高等学校 文芸部」が立ち上げたプロジェクトチームです。
現在は「宮城誠真短期大学」で、保育者になるために勉強中の学生チームでもあります。
プロジェクトの歴史
では、なぜ「文芸戦士 リテラクリーガー」が生まれたのか。
その経緯をお話ししたいと思います。
まず、代表が高校1年生の頃、プロジェクターを学校から借り、ウルトラマンのゲームのプレイ動画を編集したものを上映したのが始まりでした。
そしてこの時の作品アンケートの中に、「今度はオリジナルのストーリー映画が見たい」というものがあり、それなら自分たちでオリジナルヒーローを作ろうではないか、ということになりました。
翌年の4月。
ヒーローづくりのノウハウも知らなかった私たちですが、手探り状態で新たなヒーローを製作することが決定してしまいます。
これが初代リテラクリーガーである「リテラクリーガーRYO THE FIRST」です。
見に来てくれたお客様の評価も上々でしたが、中には「内容が全く分からなかった」「これはヒーローの動きではない」「ごっこ遊びレベル」などと、厳しい意見もありました。
私たちとしても、あまり納得のいく出来上がりではなかったので、来年こそは全員が満足する映画を作りたいと思うようになりました。
そう、この頃に代表が「あの番組」をみたのです。
「NHK ティーンズプロジェクト フレ☆フレ」。
フレ☆フレを見た代表は、「10代の夢を追う少年少女たちを応援する」という内容に引かれ、インターネットで番組に応募。リテラのことを書きました。
このときはまさか、あんなことになるとは思いもしませんでした。
その翌年、私たちは高校3年生。人生を大きく左右する分岐点に立っていたのです。
代表は文芸部の仲間のみならず、様々な人たちに協力を仰ぎました。
それでも帰ってくるのは同じ答え。
「受験で忙しい」「就職活動で忙しい」といったものです。
困っていた矢先、代表の携帯に1本の電話が入ります。
そう、昨年文化祭の後に応募していたフレ☆フレからでした。
「ぜひとも文芸とヒーローを組み合わせた今までにない試みを取材させてほしい」ということになったのです。
早速映画作りに取り掛かった代表は、クラスメイトの一人を協力者として迎え、全国各地からスタッフと出演者を集めました。
そして脚本の執筆にかかった代表は、去年の内容では全く観客に伝わらないと考え、新たな設定で新リテラクリーガーを作ることを決断します。
しかし、「文芸」と「ヒーロー」。この二つを組み合わせ、なおかつ観客に何かを伝えるのは容易なことではありませんでした。
悩みに悩んだ末、スタッフと出演者が宮城県に集結する中、代表は完全に行き詰まりました。
そんな時助けてくれたのが、当時「仮面ライダーウィザード」の最終回の脚本を書き終えたばかりの「きだ つよし」さんでした。
代表に2時間にも及ぶ脚本チェックとアドバイスをしていただき、完成したのが「文芸戦士 リテラクリーガーG―グランツ―」の脚本でした。
そして撮影はスタートし、代表の監督、脚本、スーツアクターとかなりのハードスケジュールの日々が始まりました。
2回目となる監督ですが、やはり初対面の人が多い中で、代表は自分の意見がはっきり言えず、撮影も難航しています。
そんな時、またしても新たな助っ人が駆けつけてくれました。
お笑い芸人「ガレッジセール ゴリ」さんです。
ゴリさんは監督を務めたこともあり、代表に監督の極意を優しくも厳しく指導していただき、そこからの代表は出演者から「別人じゃないですよね」「すごい分かりやすい指示」「最初からこれをやってほしかった」などと、ありがたい言葉をいただきました。
こうして撮影は進み、ラストの最終決戦の撮影。ものすごい猛暑の中、同じ宮城県大崎市で活躍する「窯神の化身 オダズナー」との共演も終え、クランクアップ。
2週間後にはスタッフと出演者、その知人、ゴリさん、オダズナーも加えての試写会が行われ、同時にフレ☆フレの撮影も終了しました。
その後の待ちに待った「古川学園 学園祭」。
まずは第一部で予告を公開し、一般公開の時間には2回にわたってリテラの劇場版を公開しました。
そして見事に、学園祭での優れた展示を表彰する閉会式で教頭賞を受賞しました。
そして文化祭が終わると、すぐに受験就職モードに変わる学校。卒業も近くなってきました。
しかしこのままリテラを終わらせたくはなかった代表は、最近若者の活字離れが問題になってきていることを思い出しました。
「これは文芸戦士としてなんとかしないわけにはいかない!」
こうしてリテラクリーガープロジェクトは現在に至ります。
ここまでご覧になっていただき、ありがとうございます。これが今までのリテラクリーガーの全てです。
まだまだ駆け出しのヒーローチームですが、新たなメンバーでこれからも文芸の良さを知ってもらい、活字離れを阻止していこうと思います!
引き続き、当サイトをご覧になってお楽しみください!
リテラクリーガープロジェクト